こどもたちの未来と、
子育てに関わる全ての方々を
支える存在であり続けたい
子育て支援事業を取り巻く環境は、出生数の急激な低下に伴う少子化の加速、継続的な保育士不足、未だ収束の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症を背景とした利用控えによる待機児童の減少など、先行き不透明な状況が続くと想定されている一方、女性の就業率は増加傾向にあります。こうした状況下で新規開設による量的な拡大を優先させるのではなく、社会環境の変化や保護者ニーズに対応した更なる子育て支援サービスの質的向上による「選ばれ続ける園・施設」への変革が求められております。
当社グループは、「子育て支援を通じて笑顔溢れる社会づくりに貢献します」を経営理念に掲げ、地域の子育て支援拠点として、子育ての不安や負担を軽減・解消する様々な取り組みを実践しております。
当社グループでは保育士をはじめ多くの女性従業員が活躍しています。その中にはもちろん、自身が子育てをしながら働いている従業員もいます。そういった従業員の保護者としての視点を大切にし、事業に積極的に活かすことは、企業としての発展を導くと考えています。そのため、当社で働く女性が仕事と生活を両立させ、希望に応じてキャリアを積んでいくことができる環境づくりに努めます。また、女性だけの課題とするのではなく、様々なバックグラウンドを持つ全ての従業員がワーク・ライフ・バランスを実現できる企業を目指しています。
「選ばれ続ける園・施設づくり」を推進する要となるのは「人」です。当社グループは、2021年度に新人事制度を導入し、従業員一人ひとりの成長をしっかりと支援する環境づくりを推進しています。より質の高い保育・育成サービスを提供するために、次世代リーダーの育成などに向けた新研修制度をもとに、年間300を超える研修を対面・オンラインで実施しています。各年次や等級レベルに応じた研修は、グループ内の従業員の知識共有の場となっています。また、チューター制度を採り入れ、先輩社員が新入社員の成長をバックアップし、保育の質の向上を実現しています。
こどもたちの未来と、子育てに関わる全ての方々を支える存在であり続けたい、これがJPホールディングスグループの想いです。絶えず企業価値の向上に努め、日本の保育のさらなる発展に寄与してまいります。