「0歳児のための手作りおもちゃ」研修を開催
保育の質向上を目指し、グループ所属の保育士向けに実施
子育て支援最大手のJP ホールディングスのグループ企業の株式会社日本保育サービスは、保育の質向上を目指し、グループに所属している保育士向けに年間100種類以上のさまざまな研修を開催しています。その研修の一つとして「0歳児のための手作りおもちゃ」研修を、5月8日(水)と6月6日(木)の2日間にわたって行いました。
手作りおもちゃを保育園に届ける「スマイル工房」
今回の「手作りおもちゃ」研修は、園長経験者で、日本保育サービス 保育部保育課 保育部保育課主任で「スマイル工房」の指導員である石川美智子が講師を務めました。
「スマイル工房」は、日本保育サービスが2017年10月に、『障害者が自身の才能や能力を生かして活躍できる場の拡大』を目的として開設した作業センターです。「スマイル工房」では、日々、こどもたちの発達に合わせ、触覚や視覚や聴覚など五感を育むおもちゃを作り、全国に200以上ある当社グループが運営する保育園に提供しています。
研修1日目は、0歳児が手先を使って遊べる「ひも玉」を作りました。材料は、こどもがなめても安全で、なおかつ洗えるように、布と木綿のひもを使っています。玉には綿が入っており、触って遊んだり、動かして遊んだり、引っ張ったりと、工夫次第で様々な遊びができます。
研修2日目は、作ったおもちゃを使って自園で遊んでみてどうだったか、こどもたちの反応や遊んでみた感想などを話し合いました。参加者にとっては、おもちゃを作るだけでなく、こどもたちが遊んでいる様子を観察し、保育のあり方を考えるきっかけとなったようです。研修の最後には、スマイル工房の見学も行い、受講者にダイバーシティーを体感してもらいました。
石川は「自分がこどもの成長に合わせて作ったおもちゃで、こどもたちと時間を共有し、信頼関係を築くことができるというのは保育士の醍醐味。その、面白さをたくさんの保育士に体験してもらい。」と、この研修を企画しました。研修では、おもちゃを作るだけでなく、おもちゃを手作りするねらいや、おもちゃを通してのこどもとの関わり方や声の掛け方なども学びました。
研修に参加した保育士たちの声
「作った玩具を園長に見せ報告をし、0歳児クラスで時間を決めて遊びました。自分が作った玩具を楽しんで遊んでいる姿が見られてうれしかったです。」
「人見知りが激しく職員から離れることができないでいた新入園児(一歳児)にポケットに入れていた玩具を見せました。感触を楽しんだ後、動くことに気が付き上下に動かして楽しんで遊ぶようになり、情緒も落ち着き友だちと遊べるようになりました。」
など、手作りおもちゃならではの良さを実感する声が聞かれました。
当社は今後も「スマイル工房」で培ったノウハウを活かし「手作りおもちゃ」研修のラインナップを増やしていき、より一層の保育の質の向上を目指してまいります。
- 本件に関するお問い合わせ先
株式会社JPホールディングス 東京本部
広報IR部 都志・牛田
Tel:03-6433-9515
E-mail:jphd_pr@jp-holdings.co.jp